グアムで医療大麻合法化法案通過 2014年11月4日

  グアムは1950年以後、アメリカの準州となった。面積は淡路島程度で、人口は約15万人、島民のほとんどがキリスト教徒。
  このグアムで2014年11月4日、てんかん、HIV、がん、緑内障などの消耗性疾患に大麻を使用する法案が、投票により通過した。56%の住民が賛成し、アメリカ本国以外の(準)州としては初めてとなる。
  グアムは当初、法的な問題を抱えていたが、9月、最高裁が投票にかけることを推進した。当局は数ヶ月以内に、制度や規則作りをする予定。
  報道によれば、11月時点でアメリカの23州が大麻の医療使用を合法化しており、最近の世論調査では88%の米国民が医療大麻合法化に賛成だという。

 

  (出典) HUFF POST 「グアムで医療大麻合法化法案通過 2014年11月4日」

 

(日本の患者がグアムで医療大麻による治療が受けられるか)

 

  医療大麻が合法化された国(地域)として、グアムは日本から最も近いということになる。患者さんは、日本で大麻を使用すると懲役刑が科せられることを知っており、海外での大麻による治療を、治療の最終手段として望んでいる人も多い。
  しかしアメリカ本国は飛行機で10時間近くかかり、飛行機内の気圧低下や長時間座席に座っているのが苦痛だったり、発作が起きた場合が心配で、現実的には諦めざるを得ないことがほとんどである。
  グアムは飛行機で3時間程度で、治療を受けられれば、救われる患者は多い。しかし、アメリカの合法州カリフォルニアでも、州の住民でなければダメという規制があり、グアムで日本人の患者が治療を受けられるかどうかは微妙である。ただ、コロンビア州やワシントン州では医療と嗜好のどちらも合法化されており、住民票のない日本人でも治療を受けられる。グアム政府が日本人を受け入れるかどうかは、現地の病院や医師の受け入れ体制にもかかっているだろうが、NPO法人医療大麻を考える会をはじめとする患者さんたちが粘り強く交渉すれば、絶対に不可能とは言えないだろう。

 


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