東京パラリンピック 医療大麻で障害者逮捕続出か?

  大麻が疼痛の緩和に効果があることは、アメリカ国立科学・工学・医学アカデミーの報告書でもあきらかである。
  海外では他の鎮痛剤と併用したり、大麻だけに切り替えた患者も多い。
  パラリンピック選手のなかには、大麻を使って痛みを抑えつつ練習してきた者が多い。特に医療大麻が合法化されたり、非犯罪化されている国の選手にとって、治療薬としての大麻は手放せない。
  ドーピングテストでは筋肉増強剤などは常に禁止されているが、大麻は競技時の尿検査で陽性でなければ問題としないとなっている。それは大麻が競技能力を高めるためではなく、疼痛の緩和が目的となっているからだ。それと大麻を長期に渡って使用しても、害らしい害がないことが、多くの国で公知の事実になっているからだ。
  しかし日本には大麻取締法があり、大麻を1グラム持っているだけで、医療大麻合法国出身者であろうと、国のライセンスをもっていようと、医師の診断書があろうと、痛みをこらえながらどんなに頑張っていようと、まったく関係なく、全員、刑務所に入れることになっている。
  ただ、パラリンピックにはTUEという制度があり、治療目的使用に係る場合は除外される可能性がある。事前に申請手続きを行い、TUE委員会の審査を経て認められなければならない。
  しかし海外の選手が各国の委員会にTUE申請しても、今の大麻取締法がある限り、認められることはない。選手たちが大麻で「幻覚を見たり、覚醒剤にすすむ、知的レベルがさがる」と厚労省が信じているからだ。
  この問題は日本の大麻取締法が、世界と大きく衝突する初めてのケースになるだろう。医療大麻のガラパゴスと言われる日本の厚労省の役人さん、よく考えてください。日本には行きたくないという選手が続出するのは間違いありません。厚労省が「パラリンピック選手は逮捕しません」ときちんと文書にして世界に配布するしかないでしょう。

 

 

 

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