福田医師の医療大麻研究(その11) 大麻は脳細胞を保護する

 

 

 

 

 

 図:大麻に含まれるカンナビノイド(特にデルタ9テトラヒドロカンナビノール)が作用する受容体(CB1)は、図に示すような脳の様々な領域に存在し、それらの領域は多彩な精神活動や脳機能制御に関わっている。したがって、大麻を過剰に摂取すれば精神機能や運動機能に障害を引き起こす。しかし、適度な量を使用すれば、有用な薬効となりうる。

 

 

 

 

 

 

 

501) 医療大麻を考える(その13):大麻は脳細胞を保護する

 

 

 

  以下、目次から。

 

 

 

【アメリカ合衆国はカンナビノイドを神経保護剤として特許を登録している】

 

  マスコミも含めて多くの日本人は、「大麻は神経毒」「大麻は人を凶暴にする」という間違った考えに洗脳されています。

 

 

 

【THCはアルツハイマー病の治療薬として注目されている】

 

  カンナビノイドは老人班を形成するアルツハイマー病たんぱく質を神経細胞から除去する。

 

 

 

【日本では大麻の薬効を報道するのはタブー?】

 

  大麻成分のカンナビノイドの神経系に対する作用の研究を、その毒性から研究することも大切ですが、薬効との関係で研究する方がもっと重要だと多数の研究者は考えています。

 

 

 

【大麻は精神病を起こさない】

 

  大麻を吸うと酔ったような気分になりますが、それで病気になったり、粗暴になって周りに迷惑をかけたり、精神異常になってしまうことは実際としてはありません。一時的に記憶力や知的活動が低下することはありますが、アルコールと同じで、覚めれば元に戻ります。

 

 

 

 


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