患者同行・サンフランシスコ医療大麻取材旅行 その6

  日本人でも買えるディスペンサリーではSPARCというところが、品揃えもよくサービスもいい。
  サンフランシスコから橋を渡ったオークランド市にあるHARBORSIDE DISPENSARY(ハーバーサイド・ディスペンサリー)はアメリカでも最大級のディスペンサリーで、日本人も医師の推薦があれば買える。
  連邦政府はこのディスペンサリーを違法として訴訟していたが、この5月、訴えを取り下げた。連邦レベルでの合法化が近いことを認めた判断といえるだろう。

 

  ディスペンサリーではいろんな種類の製品が並べられていて、患者の相談に乗ってくれるスタッフがいるところも多い。今後、薬剤師が常駐しなければならない州が増えてくると予想されている。医薬品なのだから当然といえる。

 

  製品は乾燥大麻以外に、オイルやバター状のものなどがあり、すべてTHCやCBD、CBNなどの含有成分率が明記されている。病気の種類によって、最も効果の高い成分率の製品が使用される。うつ病などにはTHC成分が多いもの、筋肉や内臓の痛みにはCBDが多いものといったぐあいである。

 

 

  「がん患者用スターター・キット」ととでもいうべき商品があり、これまで大麻の経験があるかないかから始まり、医師の診断に沿ったものを提案してくれる。
  医師によっては品種、成分含有率、摂取方法、摂取期間など、より細かいアドバイスをしてくれる。そのほうが安心だ。

 

  これらの商品は、業者らによる品種の開発、栽培と有効成分の抽出技術というビジネスとしての側面と、医師らによる医学的研究の成果がうまくマッチした結果、誕生したものだと言える。医療大麻合法化により、患者と病気にとって、より高い効果が期待できる製品が生まれてきたのであり、非合法時代には考えることもできなかったことである。この事実をみると、日本の合法化の遅れが致命的になりつつあるのを感じざるをえない。

 

 


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