相模原事件「大麻精神病」と診断した医師が、精神保健指定医を不正に取得

  相模原事件 「大麻精神病」と診断した医師も不正取得。
  ヨミウリ・オンライン – 「精神指定医」100人不正疑い、「相模原」判断医師も…診療歴偽り取得か(9月2日)が報道。

 

 

 

  こんな医師の言うことをまともに信じていいのか? 

 

  根拠と信頼性が疑われる北里病院の「大麻精神病」診断!

 

  「大麻精神病」との誤診が事件につながった恐れはないか?

 

  医師免許剥奪(はくだつ)、担当医と病院長は責任をとって辞職せよ!

 

 

 

(以下、記事から部分引用)

 

  精神指定医100人不正疑い…「相模原」関連も 

 

  全国の複数の医療機関の精神科医が、強制入院などの判断を行う「精神保健指定医」の資格を不正に取得していた疑いのあることが、厚生労働省の調査でわかった。
  不正取得が疑われる医師とその指導医は計100人前後に上り、神奈川県相模原市の知的障害者施設で起きた殺傷事件で、逮捕された容疑者の強制入院措置に関わった医師も含まれているという。
  同省は、各医師の弁明を聞く聴聞の手続きを進めており、早ければ月内にも、処分の是非を決める同省の審議会部会を開く。(中略)
  不正取得が疑われるのは、相模原市の殺傷事件で逮捕された植松 聖容疑者(26)の強制入院措置に関わった医師や、聖マリアンナ医大病院に在籍していた医師のほか、中国や中部地方にある病院などの医師がおり、不正は全国に広がっているとみられる。

 

  ◇ 精神保健指定医  精神保健福祉法に基づいて厚生労働相の指定を受け、重い精神障害で他害などの恐れがある患者を強制的に入院させる「措置入院」や入院解除、家族の同意だけで入院させる「医療保護入院」を判断できる精神科医。人権を制限する難しい判断が求められるため、指定には、精神科医として3年以上の実務経験に加え、資格を持つ指導医のもとで統合失調症や依存症、認知症などの患者8例以上を診療したリポートの提出が必要となる。指定医は昨年7月時点で全国に1万4793人いる。(引用終)

 

 

 

  日本では「大麻精神病」という診断はこれまでほとんどなされなかった。「大麻精神病」という病気が、実際にはほとんどないからである。
  国連薬物犯罪事務所(UNODC)の2008年報告書によれば、いわゆる「大麻性精神病」と呼ばれるものは診断基準は確定されておらず、あっても「極めて大量に摂取した場合に発生することはあるが、それも稀である」ということである(厚労省公式サイト 「国際機関による大麻関連の報告など」より)。
  当然、大麻人口の少ない日本には参考にできる症例はなく、確定した診断基準もない。大麻精神病が今回の事件と関係があるという以上、担当医と病院は何を基準に診断したのか明らかにする義務がある。

 

  現在、相模原事件の原因は大麻であるかのように報道されている。マスコミは「大麻」、「大麻成分」、「危険ドラッグ」を、当局が発表するまま混同して使っているが、それぞれ大きく異る。
  危険ドラッグは大麻の主要成分であるTHCを単体で化学的に合成したもので、分析すれば「大麻成分(のひとつ)THC」が検出される。
  しかし自然の大麻と化学合成大麻成分は根本的に異なる。例えば、日本酒と消毒用アルコールはどちらもアルコール成分が検出されるが、まったく別物であるのと同じである。したがって大麻成分(のひとつ)であるTHCが検出されたからといって、「大麻」と断定することはできない。
  大麻には精神活性作用をもつTHCが含まれており、それが多幸感や抗不安作用などの作用を発揮する。自然の大麻と危険ドラッグが異なるのは、自然の大麻にはTHC以外にCBDなど80種とも言われる成分が含まれており、それらがTHCの過剰な精神作用を抑制する点である。大麻を過剰に摂取した場合でも、ほとんどの場合、眠ってしまうのである。
  一方、危険ドラッグは精神作用をコントロールできず、自分のしたことを覚えていないというような状態にまでなる。最近は危険ドラッグに興奮剤を混入したものもでているようで、危険性が高まっている。
  「大麻精神病」という診断をした北里病院には、自然の「大麻」なのか危険ドラッグなのかの判断ができる医師あるいは試験設備があるはずなので開示すべきである。
  今回の件では担当医は、THCが検出されたからというだけで大麻精神病であると診断したものと思われる。しかしTHCが検出されたからといって「大麻精神病」という病名はつけられない。酔っぱらいからアルコールが検出されたからといって「アルコール性精神病」と診断しないのと同じである。
  仮に自然の大麻だったとしても、大麻の作用が引き起こした暴力事件であるとは断定できない。大麻により暴力的になることはなく逆に抑制するというのが、世界の医学的・社会学的常識である。また自然の大麻では、摂取してから何ヶ月も作用が持続することはなく、せいぜい翌日には、アルコールと同じで、作用が消滅しているというのも常識になっている。
  マスコミは自社のデータベースで「大麻/暴力事件」で検索すれば、過去10年間、今回報道しているような事件はなかったことがわかるはずである。
  一体、どこの誰が「大麻精神病による暴力事件」と判断したのか?大麻精神病の診断基準はあるのか、マスコミが独自に調べることはなく、単に根拠のない警察情報を垂れ流しているだけだとしたら、犯罪的と言わざるをえない。なぜなら間違った判断から、正しい解決策はでてこないからで、措置入退院を含め、今回の「大麻精神病」という診断が事件の間接的要因となったと考えられなくもないからである。ほかの精神病が真の原因である可能性を見落としてしまう恐れがあるからである。

 

  ところで「大麻精神病」と診断したのは北里大学病院であるとしても、それと「暴力事件」を必死で結びつけようとしているのは警察かもしれない。警察は介護施設から植松容疑者について事前に相談を受けていたが、事件を防ぐことはできなかった。責任がないとはいえない。しかし「大麻精神病による暴力事件」とすることで、警察への非難はそらされてしまっている。当然、警察が反省する可能性はない。
  また植松容疑者が措置入院している間に投与された精神薬の影響も無視できない。向精神薬のなかには副作用が強いものが多く、2週間の投与で数ヶ月間、強い作用が持続するものがある。しかし「大麻精神病」としてしまうことで、病院の責任が問われることはなくなる。
  つまり警察と病院と市役所(と厚労省)との都合のいいような情報操作に、マスコミが利用されているだけという図式が浮き上がってくるのである。

 

 


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