アメリカへ医療大麻の取材に行こうと思います。
ビデオ・ジャーナリストという言葉がある。
ビデオ・ジャーナリストとは「ジャーナリスト自身がビデオカメラを使って撮影を行い、編集からナレーションの挿入まで、映像リポート制作の全工程を一人で行う人のことを呼ぶ」(WIKIPEDIA)
実は私は日本で最初のビデオ・ジャーナリストである。
ビデオ・ジャーナリストというと神保哲生氏が有名だが、私は彼より数年はやい。証拠は1992年のNHKの報道番組だ。
NHKの番組では、反政府ゲリラ組織の指導者の単独インタビューも撮ったが、彼はのちにイラク大統領になった(ジャラール・タラバーニ氏)。今でもイラク大統領の単独インタビュー撮影に成功したのは、私以外にいないと思う。
このようなことが可能になったのは、ビデオカメラの性能が向上し、撮影した画像をそのままテレビで放送できるレベルになったからである。それまではホームビデオと呼ばれる画像の荒いものしかなかったが、ソニーのハンディカムが登場して一変した。
番組終了後、ディレクターは言った。「これまではクルーを組んで取材してたのですが、これからは今回のような人が増えると思います。現地の言葉ができ、専門知識のある人が、一人で取材し、編集から解説までやるというような番組です。」
番組は9%の視聴率をとり、全国で1,000万人以上が見たことになる。それを数回やった。
さて自慢話はここまでとして、近く、アメリカの医療大麻の取材に行こうと考えている。大麻の医療効果とか、治ったという患者さんの映像はネットでも視聴可能だが、これまでとは少し違った切り口を考えている。
そこで、私の取材についてくる患者さんがいれば、いっしょに行ってもいいかなと思います。誰でもというわけにはいかないので、
1) 医療大麻を考える会患者会員
2) 難治性疼痛で、特に神経因性疼痛、カウザルギー、脊椎損傷、多発性硬化症などで、医師から治療困難あるいは難病と指定されている
3) これまで大麻を摂取した経験がない
4) アメリカとの往復にたえる体力がある
5) マスコミ取材が可能
6) 東京での事前打ち合わせに参加可能
な患者が対象になります。人数はまずは5人ぐらい。
(※ 同行を希望される方、質問がある方は、最新記事の対象となる条件を確認後、医療大麻を考える会 入会申し込みフォーム から問い合わせください。)
アメリカ滞在は宿泊、食費と大麻購入費を含めて、1日200ドルぐらいでおさめたい。期間は10日間ぐらいで、別途、飛行機代とアメリカでの診察費(200ドル)がかかります。
今回、難治性疼痛患者としたのは、神経因性疼痛などは1週間ぐらい大麻を摂取すれば明らかな効果がでることが多いからだ。知人の多発性硬化症患者(故人)はずいぶん前にハワイで大麻治療を受けたが、全身のしびれが寛解し、膝にかかった毛布を感じるまで約1週間だったという。がんやその他の難病は、アメリカの状況がもっとよくわかってからになる。
また動脈瘤や心臓疾患があると飛行機内の減圧(富士山頂ぐらいの気圧)で悪化する恐れがあるので、今回は痛いが体力はあるという患者が対象。
現地で患者のお手伝いはしますが、患者はあくまで私の取材に勝手についてくるだけということになります。
当局は旅行業者でも医師でもない私が海外で医療類似行為をして、薬事法など関連法規に抵触のおそれがあるとかつまらないこで私を攻撃してこないとも限らない。しかし私はビデオ・ジャーナリストで、アメリカには取材に行くのである。患者は助けたいが、むやみに厚労省を怒らせようというつもりはない。
患者は大麻が合法な州または国で、医療目的での所持・使用なら、帰国後、イチャモンをつけられることはない。(弁護士確認済み)
自然環境のいいところに患者村を作り、そこで多くの患者が治療に専念できれば、近い将来、違った展開ができるようになる。
近く患者会員を対象にしたミーテイングを行う予定です。
車の運転など、アメリカでの協力者も募集してます。
いずれの募集も、入会申し込みフォームよりお問い合わせください。 (文責 前田)