7月25日、山本さんは亡くなりました。横浜でフレンチのシェフをしていた山本さんですが、多くの仲間や弟子が別れを惜しんでいました。
なくなる2週間前の7月12日、東京地裁で山本さん本人への質問が行われました。
そのときの山本さんの発言には、患者のことを考えない国や厚労省、医師、マスコミへの非難が込められていました。
今では遺言になってしまいましたが、山本さんから生きている私達へのメッセージとして、その思いを引き継いでいきたいと思います。
最近起こった相模原の大量殺人に絡んで、マスコミは大麻が関連しているのではないかという当局の一方的情報を垂れ流している。しかし医学的には大麻が精神病を発現させるとか、攻撃的にさせることはないことが明らかになっている。それも山本さんの裁判では証拠として提出しました。
山本さんの病床での最後の言葉は「チクショー」だったそうです。強い麻薬を投与され眠っていた山本さんは、死の直前、ベッドから突然起き上がり、「チクショー」と一言叫んで、力尽きたということです。
マスコミのみなさんは、この遺言をよく読み、医療大麻を必要としている患者がいること、これだけの患者と医学的根拠がありながら、いまだに議論をすることすら避けている当局の発表にはたしてどれだけの正当性があるのか、よく調べてから報道するようにお願いします。
山本さんの裁判所での発言の全文を添付します。
7月12日 山本さん法廷証言詳細
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