グアム 最新情報 2016年5月10日

  グアムの英字新聞によると、医療大麻法案が政府の検討を経て、国会に提出される模様である。これまで保健省などで検討されてきた医療大麻法案が、いくつかの修正を経て、近く国会議員の最終承認を得ることになる。
  グアムの医療大麻は2014年1月、住民投票により合法化が決定された。しかし、法案作成、検討、承認などに予想外に時間がかかり、昨年12月には実施される予定だった法案が、現在もまだ実施されていない。
  特に問題は医療大麻をどこから入手するかだが、アメリカ連邦法の規定により、グアムが他州から輸入することはできない。しかもグアムには医療グレードの大麻を栽培できる技術があるかもはっきりしない。住民投票による医療大麻合法化に、グアムの行政が追いついていないという印象をぬぐえない。
  ただ、保健省幹部のGillan氏と国会議員のTina氏は、医療大麻合法化を医療観光として国の重要な産業に位置づけており、日本人を含む外国人患者を受け入れる方針に変化はないと思われる。
  グアムの医療大麻合法化はゆっくりながら、前向きに進んでいる。
  残念ながら、我々としては、嬉しいニュースが飛び込んでくるのを待つしかない。


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