グアム 急がれる最終調整

 

  グアム最高裁が医療大麻合法化を決めてからこの11月で1年。グアム政府、特に保健省は1年以内という時間的制約のあるなかで、制度の細かい部分の修正に苦心している。
  7月の公聴会ではドラフト(素案)のなかの費用に関する部分に反対する声があがった。患者のID取得費は100ドルだが、栽培や販売に関わる業者は年間35000ドル、しかも毎年更新ということで、「そんな金を出せる栽培農民がいるかどうか疑問だ」という意見もあり、最終的な法案についてはまだ発表されていない。また、グアムはアメリカの法律により、アメリカ本土から大麻を調達することができず、グアム島で栽培するしかないことがわかったのが7月で、それから栽培を始めたとしたら1回めの収穫はまだ少し先になるのも気になる。
  日本の多くの患者さんが首を長くして待っているが、外国のことだし、特に政府は決定まで最終情報をださないのではっきりしたことはわからない。
  先週、保健省の責任者にメールをしておいた。11月末には再度グアムを訪問する予定。
  なお、グアムは大麻の規制が厳しく、違法に入手して逮捕されると刑は重い。路上の価格は1グラム50ドル前後と高い。公聴会では「医療大麻は有機栽培にして、患者には安く提供できるようにしないと合法化の意味がない」という声もあった。
  いずれにしても、日本人の我々としては、成り行きを見守っているしかないというのが現状だ。進行しているのは間違いなく、最高裁決定がひっくり返ることがないのも確かだ。


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