大麻と同性愛行為

  「マレーシアの野党指導者、アンワル・イブラヒム元副首相(67)は、元側近に同性愛行為を強要した罪で起訴され、2014年3月の二審判決で、禁錮5年の有罪判決を受け、連邦裁に上告していた。連邦裁は上告を退ける判断を下し、アンワル氏は有罪が確定した。マレーシアでは同性愛行為は合意の上であっても違法とされ、最大20年の刑が科せられる。」
  日本でこの記事を読んで、「そりゃそうだよな」と思う人は、100人中何人いるだろうか。
  「時代錯誤」「他人に迷惑をかけなければ刑罰を科すことではない」「ゲイに人権はないのか?」「性的少数者を差別するな!」「性同一性障害も犯罪なのか」「好きだったらいいんじゃないの」というような声がほとんどだろう。思わず笑ってしまう人もいるかもしれない。
  ほとんどの日本人が、この法律に違和感を感じる。その違和感の根底には「他人に迷惑をかけない限り、自由にやればいい」という常識的な判断がある。
  この違和感と同じような違和感というか馬鹿ばかしさを、大麻が合法化されている国の人たちは、日本の大麻取り締まりに感じていることだろう。
  確かに同性愛行為は「痔」の原因になるかもしれない。有害といえば有害である。しかしその有害性は国家によって刑罰をもって規制しなければならない種類の有害性ではない。ゲイが増えてゲイばかりの社会になったらどうするんだ、というようなことも単なる空想にすぎない。
  日本の大麻取締法が、「えー、うっそー。そんな法律があったなんて信じらんない」と言われるのは、それほど遠い先のことではないように思える。

 


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