オランダ政府医療大麻事務局と日本への輸出

  オランダ政府は医療大麻を合法化しており、OMC(Office for Medicinal Cannabis)という政府の事務局がある。
  オランダ政府は1961年の「麻薬に関する単一条約」の条約国だが、この条約は大麻の医学的・科学的研究を規制から除外している。OMC事務局は2001年以降、この条約の遵守と医療・科学目的の大麻の生産を監督する責任を負っている。
  OMC事務局は薬局への供給と輸出入を独占しており、品質は栽培者と販売者を管理することで、保証されている。
  輸入と輸出は定められた条件が満たされれば可能である。もちろん日本への輸出も可能である。

 

  ところで日本の大麻取締法には
   第二十二条の三  厚生労働大臣は、この法律の規定にかかわらず、大麻に関する犯罪鑑識の用に供する大麻を輸入し、又は譲り受けることができる。
   2  厚生労働大臣は、前項の規定により輸入し、又は譲り受けた大麻を、大麻に関する犯罪鑑識を行う国又は都道府県の機関に交付するものとする。
となっている。厚生労働大臣が大麻が犯罪につながるか、あるいは医薬品的側面があるかどうかを鑑識する目的で日本に輸入し、それを国公立病院などに交付することは、国際法上、まったく問題はない。
  日本が大麻取締法4条を廃止し医療大麻を合法化するにあたり、日本国内での供給体制が整うまでは、当面はオランダ政府が品質保証した医療大麻を輸入することが、現実的な選択肢となりうる。

 


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