「カンナビノイドによる治療を求める患者の会」設立

  このホームページを立ち上げて1ヶ月。まだFacebook、Twitterなどには公開していないが、患者さんからの連絡が増えてきた。
  難病の多発性硬化症やカウザルキー、悪性脳腫瘍、がんなどの患者さん10人ぐらいから連絡を受けた。病院の治療ではほとんど効果がないとか、ほかに治療法がないと言われた患者さんばかりである。特に神経因性の疼痛がひどい。聞いていて、ぞっとする。しかし日本の疼痛緩和医療は、専門家も認めるように非常に遅れている。
  しかし医療関係者のなかには、疾患によっては大麻の有効成分カンナビノイドにはモルヒネ以上の効果があることを、海外の情報などを通して知っている者もいる(はずである)。
  にもかかわらず、大麻は医療や科学の分野においても、触れてはならないタブーとなっていて、医療関係者は声をあげることができない。
  先日、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」(厚労省)を傍聴してきたが、やはりカンナビノイドを検討すべきであるという声は、医療関係者、学者、製薬会社からは出てきそうにない。 ただ、私の傍聴レポートにも書いたが、「患者会」からの要望があれば、検討議題に乗る可能性はありそうだ。議題にあがれば、否決されることはあっても、一応、検討しなくてはならないと思われる。
  「医療大麻を考える会」は患者の会ではないので、「難病、難治性疾患」などの患者の会を別に作り、「カンナビノイドによる治療を求める患者の会」を作ってはどうか。大麻というと医療関係者・官僚たちは怖がるので、有効成分である「カンナビノイド」とし、医学的研究はもちろん、「治療」を求めるとしたほうがいいだろう。
  疾患の種類にかかわらず、「難病(指定)」「これまでの治療では症状がどうしても改善しない」「慢性の激しい痛みがある」などの患者さんに限定する。
  100人ぐらい集まって声をあげれば、厚労省は黙殺できなくなる。医療関係者のなかには、「患者が希望している」という形で声を出してくれる人がでてくることも期待できる。
  詳細はあとで考えますが、提案などあればお聞かせください。

 


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